外壁塗装業者に塗装を依頼する際に重要なのは、塗装業者の選定です。
というのも、外壁塗装業者の中には、悪質な業者が存在するからです。知らずに塗装を依頼してしまうと損をすることになってしまうでしょう。外壁は建物の美観の維持、そして建物自体の耐用年数にも関わってくる重要な存在です。悪質な塗装業者に依頼しないよう、塗装業者の選び方について知っておきましょう。
この記事では、外壁塗装業者の選び方や悪徳業者の手口、対処法についてご説明します。
悪徳業者には要注意!訪問販売の悪質な手口とは?
実は、こうした訪問型の悪徳業者による被害は、毎年後を絶ちません。
実際に、独立行政法人 国民生活センターの資料を見てみましょう。
「訪問販売によるリフォーム工事」で相談のある件数は、平均約7,700件!
同じく、「訪問販売による点検工事」での相談は、約5,900件にもなっています。
引用:独立行政法人 国民生活センター(外部リンク)
そんな訪問販売の悪質な手口は、以下のようなものが多いです。
- 悪徳業者はこちらが無知なのを利用している
- こちらの不安感を煽ってくる
- とにかく契約を迫ってくる
- 大幅に値下げしてくる
- 耐用年数が不自然に長い
- 火災保険が必ず下りると断言している
基本的に、塗装業者による訪問販売は行われません。そもそも、訪問販売をしてきた時点で悪徳業者を疑うのが得策です。
よく「外壁塗装ほど手を抜きやすい工事はない」とも言われます。しかし、きちんと取り組んでいなければ、それは結果としてすぐに分かります。
けれども、結果で分かってからでは遅いのです。騙されることを防ぐには、悪徳業者による訪問販売の手口を知ることが得策です。
それでは、訪問販売の悪質な手口について説明していきます。
悪徳業者はこちらが無知なのを利用している
まず、なぜこういった被害や相談が絶えないのか?
それは、悪徳業者がこちらの無知を利用しているからです。
基本的に、専門的な知識を持っていれば悪徳業者の手口に乗せられることはありません。知識をもとに断ることができますが、それが全てに対して出来る完璧な人は居ませんよね。
実際、「外壁塗装に関する知識がある人」というのは、ほんの一握りです。
そのことを知っている悪徳業者は、あの手この手で外壁塗装をさせようと迫ってきます。そして、安い塗料を高く売ったり、本来塗るべき工程数を減らしたりしてくるのです。そういった明らかに不当な契約や工事を行うのが基本的な手口です。
例えば、悪徳業者と気づかずに塗装工事を依頼してしまったとします。しかし、すぐに「不当な塗装工事が行われた」ということに気づくことはありません。これも、無知な素人には立派な塗装が行われているようにしか見えないからです。
外壁塗装は、基本的に新しい塗料を上から綺麗に塗っていくだけの作業です。手を抜いていても、新築さながらの綺麗な仕上がりになります。
この仕上がりだけでは、騙されていることに気づけません。塗り替えてたった数年で不具合が起きて、初めて騙されたことに気づくのです。そういったケースが後を絶たないのが現状です。
悪徳業者はこちらの不安を煽ってくる
「今塗装しないと、大変なことになりますよ!」
「こんなに安価な値段で塗装してくれる業者はいないです!」
「すぐに外壁がボロボロになって、何千万と修理費用が発生しますよ!」
と、こちらの不安を煽るようなことしか言ってこないのが悪徳業者です。
こうしたことを言われると、どんどん不安な気持ちになりますよね。人間はこういった時、冷静な判断ができなくなります。そんな状態にするのが、悪徳業者の手口です。
そしてそういった場合は、納得できるだけの説明をしないのが大半です。
優良な業者は、不安を煽るような真似は絶対にしません。工事の必要がある場合は、きちんと事前に納得のいく説明をします。
様々な不安を煽る言動をしてくる場合は、悪徳業者であるといえます。注意しましょう。
とにかく契約を迫ってくる
上記で紹介したような不安を煽る言動のみでないのが、悪徳業者です。
「今すぐ契約しないと損しますよ!」
「本日中に契約すると、割引されますよ!」
などと、とにかく契約を迫ってくるのも手口なのです。
まず不安を煽る言動で、こちらの正常な判断力を鈍らせてきます。その隙に、不当な金額の契約書にサインをさせようとしてくるのです。上記のようなことを言われても、絶対に契約をしないようにしましょう。
中には、本当に今すぐにでも塗装工事を行わなければならないケースもあります。しかし、そういった場合でも、優良な業者は契約を強いるようなことはしません。必ずこちらの了解を得てから塗装工事を行ってくれます。
不安を煽られても決して冷静さを失わずに、その場で契約しないようにしましょう。
大幅に値下げしてくる
「値下げっていいことじゃないの?」と思ったかもしれません。
しかし、塗装工事にかかる費用を大幅に値下げしてくる場合も、不当な手口です。
実際、塗装工事にかかる費用に定価は存在しません。素人からすれば安いか高いかを判断するのは難しいでしょう。しかし、こういった状況を逆手にとったケースもあります。
定価が存在しないものとして、足場代や塗料代、人件費などの費用が挙げられます。これらの費用を初めに高く提示してくるのです。そして、今なら大幅に値下げしている」など誇大広告のようなアピールをしてきます。
不思議なことに、「値下げ」と聞くとお得になっていると感じませんか?
しかし、元の定価がないものです。お得も何も、その家ごとに合ったプランしか存在しないといった方がいいような費用。それを値引きと言われても、あまりしっくり来ないのではないでしょうか。
「今契約すれば数十万円も安くなりますよ」
「これを逃したらもったいないですよ」
「どこよりも金額を安くしますよ」
こういった言い分には注意してください。加えて、契約しようかな、と慎重に考える暇を与えないようにしてきます。とにかく値下げすることを強調してくるのです。
そこでもし、お得だと思って契約したとしましょう。その後、基本的に値下げされるということはありません。元々高かった塗装費用が、少しだけ安くなるというだけなのです。
値下げ前提の業者は「変」
そもそも「値下げするから契約してほしい」という業者は、あまりおすすめできません。
こういった業者は、元々自分の腕に自信がない可能性が高いからです。安くすることで、工事をさせてもらっているということもあります。そのため、粗雑な工事が行われる恐れがあります。
また、足場代を半額、もしくは無料にするという業者もあり得ません。塗装業者が設置する足場は職人にとって重要な道具であり、収入源の一つでもあります。塗装費用の約20%は足場代であり、重要な利益です。足場代を割引したり無料にしたりするのは基本的にあり得ません。
ただし、場合によって、足場を組まずにゴンドラやクレーンを使う場合もあります。もし足場代の割引や無料にすると言われたとしたら、理由を聞いてみましょう。しっかりした理由のない場合は悪徳業者である可能性が高いです。断るのがベストでしょう。
さらに、費用の前払いを提案してくる場合、悪徳業者の可能性が高く危険です。前払いといって、そのまま費用を持ち逃げされるかもしれません。基本的に応じない方が良いでしょう。
耐用年数が不自然に長い
外壁塗装を行う上で、耐用年数は長いに越したことはありません。しかし、不自然なまでに耐用年数が長いことを謳っている業者は要注意です。
実際、塗料によって耐用年数は違います。一般的に10年~15年、長くても20年~25年前後ほどです。
にもかかわらず、30年や40年と耐用年数が不自然に長く言われることがあります。永久に長持ちするという、明らかに不自然なアピールをしてくる悪徳業者も存在します。
中には、施工実績がないオリジナルの塗料を勧めてくる悪徳業者も存在します。そういった商品で耐用年数の長さをアピールしてくる場合もあるのです。しかし、実際は著しく耐用年数が短い可能性があるので注意しましょう。
塗料は、様々な要素を踏まえた上で選ぶ必要性があります。耐用年数の長さを誇張してくる場合は要注意です。
塗料については、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひご参考ください!
火災保険が必ず下りると断言している
結論から言えば、火災保険が必ず下りることはないのです。悪質な業者は、必ず火災保険がおりると強調するのが特徴です。
確かに、火災保険に加入することで様々な恩恵を受けることができます。
例えば、風災などの被害を受けた時、保険金を利用して塗装工事を行うことができます。申請も簡単にできるので、状況によっては実質無料で工事の依頼ができます。
しかし、塗装工事を行う場合には、正当な理由がない限り火災保険は下りないのです。
火災保険が適用されるのは、以下の条件を満たしている場合のみになります。
- 外壁・屋根の破損が偶発的に起きた自然災害によるものであること
- 被災から3年以内に申請すること
- 損害の補修にかかる費用が火災保険の免責金額を超えること
他にも、被害状況を証明する写真が必要です。また、火災保険の手続きを被保険者が行う必要性もあります。
ただ、申請代行自体は契約違反となってしまいます。そのため、悪徳業者は、こちらに火災保険の申請をさせるのです。それから保険金を騙し取ろう、と考えている悪徳業者がいるので注意しましょう。
悪徳業者が発生しやすい時期
悪徳業者は、基本的にどんな時期でもやってきます。しかし、特に多いのは地震や台風が起きた時です。地震や台風による被害が起きていなくても突然訪問してくるでしょう。こちらが何も知らないのを良いことに、火災保険が必ず下りるからといって契約を迫ってきます。
例えば、悪徳業者を信じて契約したとします。そうすると、虚偽申請が行われたり、申請自体が行われていなかったりするのです。記録には、塗装する必要性がない塗装工事を行ったとされます。「正当な理由」ではないため、塗装費用は全額自己負担……。こういったことが起こるため、話を鵜呑みにして良いことは何一つありません。
中には、火災保険によって保険金を満額もらうことができると言う業者も存在します。しかしこれも、必ず満額もらえるとは限らないので、鵜呑みにしないようにしましょう。
悪質な訪問販売の対処法とは?
悪質な訪問販売に出会ったときの対処法は、以下の通りです。
- 外壁のチェックをさせない
- 毅然とした態度で断る
- 知り合いに業者がいると話す
悪徳業者は、こちらが無知だと高を括っています。ですが、誰でもできる対処法で被害に遭わないようにすることができます。
それでは、悪質な訪問販売の対処法について説明していきましょう。
外壁のチェックをさせない
一番大切なのは、営業マンに外壁のチェックをさせないことです。これは、塗装工事を勧められるきっかけを与えることと同じなのです。絶対に外壁をチェックさせないようにしましょう。
もちろん、しつこく外壁をチェックしてこようとします。これを何としてでも止める必要性があります。そこからさらに迷惑だと思えるレベルで契約を迫ってくるためです。そのためにも、外壁をチェックさせないことが何よりも重要です。
ただ、訪問販売を行う前にあらかじめ外壁をチェックしている場合もあります。その場合はとにかく頑として契約しないようにしましょう。
毅然とした態度で断る
悪質な業者の口車に乗せられないためには、常に毅然とした態度でいることが大切です。
悪徳業者は、こちらの不安を煽るようなことしか言ってきません。不安になって冷静な判断ができなくなってきたところを狙っているのです。そのタイミングで契約を迫ってくるのが、一般的な手口です。
つまり、こちらが何を言われても常に毅然とした態度でいれば相手は何もできません。キッパリと断ることができます。
相手に付け入る隙を与えないことが、被害に遭わない最善の方法だと言えるでしょう。
知り合いに業者がいると話す
何度断っても、なお食い下がってくるような業者に出会したとします。その場合は、知り合いに安く塗装工事を行ってくれる業者がいると話しましょう。大半の悪質な業者は、これで引き下がってくれる可能性が高いです。
何故なら悪徳業者は、「それよりも安い金額で塗装工事ができる理由」がないからです。
悪質な業者は、詐欺まがいのやり方で顧客を獲得することしか考えていないのがほとんどです。基本となる外壁塗装に関する知識に疎い可能性が高いでしょう。
もしも知り合いの業者より安く塗装できると口走ったら、「なぜ安く塗装できるのか」を問いただすのがおすすめです。ここで納得できない返答や曖昧な返答しか返ってこないようであれば、間違いなく悪質な業者だと判断できるでしょう。
外壁塗装業者を選ぶときの比較ポイント
外壁塗装業者を選ぶ時のポイントは、以下の通りです。
- 相見積もりを取り、内容を比較
- 施工実績が豊富かどうか
- 営業マンの対応をチェックする
- こちらの質問に丁寧な回答をくれるか
- 資格や許可を得ているかどうか確認する
- アフターフォローや保証内容
- 外壁塗装の工事期間
- 塗装現場を確認させてくれるか
優良業者に工事を依頼するために、事前にできることは全てやっておくのが得策です。業者との相性や対応の丁寧さ、説明が丁寧かなど、様々なポイントがあります。漏れなくチェックすることが大切です。
それでは、外壁塗装業者を選ぶ時のポイントについてご説明しましょう。
相見積もりを取り、内容を比較
相見積もりの重要性
業者の比較には、相見積もりを取るのがおすすめです。
見積の内容で、
- その業者が優良業者か
- 見積価格は適正なのか
といった内容が分かります。
例えば1社のみにしか見積もりを依頼しなかった場合。その提示された金額が高いのか安いのか判断することは難しいでしょう。もしかしたら、悪徳業者に見積もりを依頼しているかもしれません。見積りがきっかけで、しつこく勧誘される可能性もあります。
しかし相見積もりであれば、塗装業者は顧客を獲得しようと適正価格を提示してきます。相場よりも値段を下げてきたりすることがあるでしょう。
見積りを取る際に、「他の業者にも相見積もりをしている」と伝えてみましょう。金額の水増しや詐欺まがいの方法で騙そうとしてくることも少なくなります。
見積書の内容を確認しよう
塗装業者によって行われる塗装工事には様々な違いがあります。
手抜き工事を行う業者は言語道断です。優良な業者の場合だと下地の調整作業から行われます。下塗り塗料、上塗り塗料と複数回にわたって重ね塗りをしていくのが一般的です。
基本的には、3回塗りが行われます。丁寧な業者であれば、4回塗りを行うほどです。重ね塗りは非常に重要な作業工程だと言えます。
そこで重要になってくるのが、業者から提示された見積書の内容です。重ね塗りをするというということはそれだけ塗料を使うことになります。その分の費用を請求されることになるわけです。
つまり、見積書の内容で確認するべきは、
- どの箇所に
- どんな塗料で
- 何回重ね塗りを行うのか
- 他にもどんな費用が発生するのか
といった内容になります。
特に、塗装業者の中には「一式」としか明記されていない場合が多いです。その一式の詳細について教えてくれないか質問しましょう。
施工実績が豊富かどうか
次に重要なのは、塗装業者の施工実績です。
外壁塗装は専門的な技術を必要とします。そういった以上、経験豊富な塗装業者に依頼したいと思うのが普通です。
そんな時は、その業者の施工実績をチェックしましょう。どんな工事をしてきたのか、かかった費用はどのくらいかなどの情報が得られます。内容について詳しく説明してあれば、非常に信頼できる業者だと言えるでしょう。
悪徳業者の場合、施工実績が確認できるホームページなどがないことがあります。そして、どんな施工実績があるのか聞いても詳しく答えられないケースがほとんどです。施工実績について詳しいことが分からない場合は、他の塗装業者を優先しましょう。
営業マンの対応をチェックする
現地調査などで営業マンに対応してもらった時も注意しておきたいことがあります。
まず、外壁塗装を行うにあたっての対応です。
- いいかげんな対応をしてこないか
- 難しい専門用語ばかりを並べ立てないか
- その場で契約を迫ってこないか
いいかげんな対応を行う営業マンであれば言語道断です。その時点でその塗装業者は見限りましょう。そんな対応をする営業マンがいるような業者は、工事後の対応が不安です。それだけでなく、施工でさえいいかげんに行われる可能性が高いです。
次に、難しい専門用語ばかり使う営業マンの場合です。その場合、こちらが何も知らないのを利用している可能性があります。業者に有利に働かせているのです。
これではこちらが損をするだけなので、その業者も候補から外しましょう。
最後ににその場で契約を迫ってくる場合です。その場合は悪徳業者の可能性が高いです。絶対にその場で契約しないようにすることが大切です。
こちらの質問に丁寧な回答をくれるか
営業マンがこちらの質問に対して分かりやすく丁寧に答えてくれるかどうかも重要です。
塗装業者に塗装を依頼するにあたって、不安に思っていることは多いと思います。分からないこと、疑問に思っていることも多くあるでしょう。それらを払拭したいのに、営業マンの回答が適当では何の解決にもなりません。
特に、こちらの質問に対してメリットしか答えない業者は信用できません。
デメリットを隠して契約させようとする業者は非常に悪質です。後々確実に後悔することになるでしょう。
したがって、
- メリットだけでなく、デメリットも教えてくれる
- 内容を具体的に分かりやすく説明してくれる
こういった業者であれば、信用できるでしょう。
現場確認の時に判断しよう
どんな塗装業者でも、何より重要なことがあります。それは、現場訪問時に外壁の状態を正しく診断できるかどうかです。業者によっては、確認していないにもかかわらず見積もりを出すところもあります。また、高所の外壁を下から見るだけで診断する、という雑な業者も存在します。
そのような業者は信用できないので、他の業者にしましょう。
また、外壁を診断する人が外壁に詳しくなければいけません。その人が専門知識を持っているか、正しく診断できる資格等を取得しているのかどうか。この点も大切です。
依頼主に対し、外壁塗装がなぜ必要になるのか上手く説明することはできないでしょう。詳しい説明がなければ、安心して塗装工事を依頼することはできません。
したがって、専門知識や資格を持つ人が正しく診断してくれることが大切です。それだけではなく、しっかりとした説明をしてくれる業者がおすすめです。分かりやすく答えてくれる業者なら、さらに安心ですよね。
資格や許可を得ているかどうか確認する
建設業は、受注金額が500万円を超えない限り、無許可で営業ができる業界です。
そんな業界ですが、「建設業許可」という公的なものが存在します。その資格が必要になるのは、受注金額が500万円を超える仕事を受注する時です。
これは、国土交通大臣や知事から「公的に建設業を運営している」と認められた証拠。この許可を得ているということは非常に信頼できる業者だと言えるでしょう。
しかし、冒頭の通り、無許可で営業のできる業界です。そのため、建設業許可や塗装技能士などの資格を取得しているか確認しましょう。
塗装技能士は国家資格の一つです。3級、2級、1級と段階があります。それぞれ難易度が違う実技試験と学科試験に合格する必要があります。さらに、1級は実務経験が7年以上ないと受験資格が得られない仕組みになっています。必然的に働きながら取得することになるでしょう。
塗装技能士はもちろん、建設業許可まで取得している塗装業者であれば、信頼がおける業者だと判断できます。
アフターフォローや保証内容をチェックする
どんなに経験を積んだ塗装業者であってもミスをする可能性は少なからずあります。
しかも施行が完了した直後ではなく、数年後に施工不良が見つかるのが一般的です。ここで重要になるのが、塗装業者が行っているアフターフォローや保証内容の確認です。
- 施工完了から何年間アフターフォローに対応しているのか
- どんな保証内容になっているのか
こういった内容を確認することは非常に重要です。最低でも保証を受ける条件や、期間などは確認しておきましょう。
外壁塗装の工事期間
外壁塗装を行う以上、施行中の塗料の匂いや美観などを気にする人もいるでしょう。
そんな人たちにとって、工期が短いのはありがたいと思うかもしれません。しかし、外壁塗装の工期は短ければいいというものではありません。
工期が短い場合は手抜き工事が行われている可能性があります。もしかしたら、質が悪い施工をされてしまう可能性もあるでしょう。
一般的な戸建て住宅の外壁塗装の工期は、1週間~4週間程度とされています。天候にも左右されるので、一ヶ月と少し、くらいに考えたほうが良いかもしれません。
これが数日程度で完了すると言われたら、手抜き工事の可能性があります。工期スケジュールの目安についても把握しておきましょう。
塗装現場を確認させてくれるかどうか
このことは、その業者の普段の対応を知ることができます。手抜き工事が行われたりしていないか確認できる、重要な機会でもあるのです。
もしもここで、塗装現場の確認はNGと言われるとします。その場合、手抜き工事が行われているのではないかと疑う原因になっても仕方がありません。万が一のことも考えておいた方が良いでしょう。
ただ、「見学NG」が必ずしも信用できない業者であるポイントではないです。
自分の家が塗装中に、業者以外の知らない人来るのを想像してください。見るだけなら……と思う方も、嫌だと感じる方もいますよね。自宅の塗装工程を見たくても、足場などの幅の関係上、危険が伴う場合もあります。
こういった様々な理由から、見学するのが難しい場合が十分あります。その場合は、実際に工事を行っている途中の写真などが見られないか聞いてみましょう。
快く引き受けてくれる業者であれば、信用するポイントになるでしょう。その際は、現場の整理整頓ができているかどうかも確認してみてください。綺麗であれば、マナーがしっかりしている。また、不必要なものを散乱させずに施工ができる。そういった技術を持っていると言えるでしょう。
依頼後、所要で不在にする場合があったとします。そんな時に、当日に施工した部分の現場写真を見せてくれるか聞いておくと安心です。
この記事のまとめ
悪徳業者の主な手口
- 悪徳業者は、こちらの「無知」を狙ってくる
- 不安を煽り、無理やり契約をしようとする
- 不自然なほどの大幅な値下げが起こる
訪問販売の対処法
- 不審な訪問者には「何もさせない」ことが大切
外壁塗装の業者を選ぶ時は
- 相見積もりをする
- ホームページなどで会社の情報がしっかりわかる
- 国からの許可や、資格を得ている
- アフターフォローや保証がきちんとある
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