塗装工事で一番迷われるのがどの塗料を使って塗装するかです。
たくさんの塗料がある中で、それぞれの特徴を知り、
今後の塗装計画を考えながら塗料を選択する必要があります。
このページでは、無機塗料についてご説明させていただきます。
無機塗料とは
・無機塗料は炭素を含まない物質で紫外線で劣化しないため、
無機自体は半永久的に耐久する物質です。
しかし、100%無機では固すぎて塗料として塗ることができません。
無機の耐久性を生かしつつ有機物を混ぜることで、
フッ素を超える耐久性を実現した塗料です。
![](https://fukuzopaint.jp/wp/wp-content/uploads/2022/01/IMG_6650-1024x768.jpg)
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塗料タイプ
1液と2液
1液は、缶を開けたらそのまま塗装が可能な塗料で、
2液は、硬化剤を混ぜてから塗装する塗料です。
メーカーによって、1液と2液は様々です。
2液の方が、耐候性に優れているという特徴があります。
無機塗装のメリット
耐候性が高い
・紫外線によって劣化する有機物が少ないので塗膜が長持ちし、
耐候性に優れています。
塗装条件によっては、20年以上の耐久年数が期待出来ます。
セルフクリーニング機能がある
・親水性が高いため、汚れが付着しても雨水で洗い流してくれる機能があります。
不燃性がある
・無機塗料は、無機を主成分にしている塗料の為、
燃えにくい性質があります。
しかしながら、有機物も含まれているので、完全に燃えないわけではありません。
無機塗装のデメリット
金額が高い
・無機塗料は、他のタイプの塗料に比べてトータル金額が1.5倍ほど上がります。
しかし、耐用年数が長いため、長期的にみるとコストパフォーマンスが良い商品です。
極力塗装回数を減らしたい方におすすめな商品です。
ヒビ割れが起こりやすい
無機の主成分が無機物の為、
塗膜が固く、ヒビ割れを起こしやすい面があります。
外壁にヒビ割れが起きると塗膜も一緒に割れてしまう可能性が高いです。
劣化が激しい外壁や割れやすい外壁にはおすすめできません。
おすすめの無機塗料
SPネオセラミコート1000
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・特殊無機系成分(セラミック)と有機のハイブリッドによる、2液型水性無機塗料です。
・フッソ樹脂塗料以上の耐候性があり、汚染性にも優れた、超高耐候超低汚染塗料です。(耐用年数20~25年)
・塗装作業性も良好で、艶有りは高光沢で美しく仕上がり、
無機系塗膜のため表面の帯電が少なく、フッソ樹脂と比較して汚れにくい塗膜となります。
まとめ
・塗料が固いため、職人の腕が問われる無機塗装。
長期的にみるとコストパフォーマンスは良い塗料ですが、
信頼できる塗装会社での施工をおすすめします。