どの色で塗装しようか。一番外壁塗装で悩むポイントですね。。
本日は、ふくぞうペイントの色決めの流れをご説明させていただきます。
色の見え方の特性を知っておくことが、色選びの失敗を減らします。
色見本カラーサンプル
日本塗料工業会が作成する色見本帳です。
色見本を使う目的は、色の選定や既に塗装されている塗料の比較検証です。
人は700万以上の色を見分けることのできる能力を持っています。
ですが、全ての色を見本によって再現することは物理的に不可能ですし、
実用性に欠けています。この見本帳は数えきれない色の中で、
「これさえあれば」という色を集めた必要最小限の見本帳です。
といってもかなりの色が掲載されていますので、
まずはここから、この色好きだなという色を何種類か選択しましょう。
カラーシミュレーション
何種類かお客様がお気に入りの色を選択いただけましたら、
次は、アイパッドを使ってカラーシミュレーションです。
外壁部分を選択し、1色ずつシミュレーションを作成していきます。
アプリですので、完成時とまったく一緒の色にはなりませんが、
これによって家全体の印象がイメージできます。
塗板
イメージを知ることができましたら、次はメーカーに依頼して選んだ塗料の
A4サイズの板サンプル(塗板)を作成します。
なぜまたA4サイズのサンプルが必要かと思われる方もいるかと思いますが、
実は、色は同じ色でも大きさによって見え方が変わります。
小さな色見本で選んだ色を大きな面積で見ると
明度・彩度ともに高く見えるため、
いざ外壁に塗ってみると色が薄く見えてしまうのです。
そこで、A4サイズの板サンプルを作成し、大きくなった時に
どのように見えるかを実際の外壁にあてて確認させて頂きます。
A4サイズであっても実際、外壁の面積の方が大きいので、
実際に塗装すると多少薄く感じます。
そのことを意識しながら決定することが大切です。
この3段階を踏まえてようやく色が決定されます。
まとめ
いざ色を決めるとなるとなかなか難しく、迷われるお客様も多くいらっしゃいます。
そんな時は街に目を向ける良いかもしれません。
街にはいろいろな建物があり、色があります。
この色いいなと思うヒントが隠されている可能性もあります。
いいなと思う色が見つかれば場所を覚えて、担当者に伝えましょう。
どの色が近いかきっと探してくれると思いますよ。
外壁塗装をした後に後悔の無い色選びができることを願っております。