塗装工事で一番迷われるのがどの塗料を使って塗装するかです。
たくさんの塗料がある中で、それぞれの特徴を知り、
今後の塗装計画を考えながら塗料を選択する必要があります。
このページでは、シリコン塗料についてご説明させていただきます。
シリコン塗料とは
・シリコン塗料とは、シリコン系の合成樹脂が主成分の塗料です。
アクリルシリコン樹脂という名が正式名称ですが、耐候性の低いアクリル塗料とは別物です。
戸建て住宅の塗り替えにおいてニーズが高い商品です。
各塗料メーカーから、たくさんのシリコン塗料が販売されています。
塗料タイプ
油性と水性
シリコン塗料は、メーカーによって多くの商品が販売されており、油性と水性も様々です。
水性の方が、価格は安く、臭いがありません。
油性は、価格は高く、臭いがありますが、耐候性は水性より高いです。
ただ、近年では、どちらの性能も上がってきています。
1液と2液
1液は、缶を開けたらそのまま塗装が可能な塗料で、
2液は、硬化剤を混ぜてから塗装する塗料です。
こちらもメーカーによって1液と2液は様々です。
2液の方が、耐候性に優れているという特徴があります。
シリコン塗装のメリット
種類が豊富
・シリコン塗料は、艶の具合やカラーバリエーションが豊富にある塗料です。
中でも艶に関しては、大体の塗料が「艶有、7分艶、半艶、3分艶、艶消し」
の5種類から選択することができます。
熱に強い
・耐熱性が、200℃前後もあり、耐候性にも優れています。
汚れにくい
・低帯電性のため汚れを寄せ付けない特性があります。
ただし、フッ素や無機などの塗料の方がその効果は高いです。
コストパフォーマンスが高い
・よく使用する塗料の中では、コストが1番かからず、お値打ちに塗装することができます。
シリコン塗装のデメリット
10年以上経つとヒビ割れが起きやすい
・10年を過ぎると塗膜が固くなり、暴風や地震などの自然災害で揺れた場合、
ヒビ割れが起きる可能性があります。
ただし、フッ素や無機よりは、ひび割れは起こりにくい塗料です。
おすすめのシリコン塗料
水系ファインコートシリコン
・耐候性、耐久性を大幅に向上した水系シリコン塗料です。(7~12年程)
・低汚染性に優れています。また、透湿性を有しています。
・微弾性フィラーの上塗りとして使用できます。
・1液水系の塗料で、「艶有、7分艶、半艶、3分艶、艶消し」から選択できます。
まとめ
・他の塗料と比べ、安価でコストパフォーマンスが良い塗料として使用されてきました。
しかし、現在はラジカル塗料に主流は流れつつあります。
種類が豊富な塗料の中から選びたいお客様におすすめです。